ガラスープ素材のウンチク  その他素材
 ガラスープを作る素材はその他いろいろある。

【牛骨】 (コムタンスープ)
牛は、豚にない良い風味があり味がしっかりと濃いのに香りのある上品なスープができる。牛骨、頭、赤身、スジ等が使われているが、BSEの風評被害が深刻。 がんこ系のスープが有名。韓国でいうコムタンスープ。
【月桂樹の葉】 
原産地:東部地中海、アジア西部  科名:クスノキ科(常緑樹)  


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ローリエ(フランス語)/ローレル(英・スペイン語)のこと。地中海沿岸ではベイリーフと呼ばれる。古代ギリシャ時代から勝利のシンボルとして親しまれてきた。ローリエで作った冠は、スポーツ競技の勝利者の頭上に授けられるなど、勝利や名誉の象徴として知られている。日本には、日露戦争後の明治38年にフランスから入った月桂樹を戦勝記念樹として日比谷公園に植えたのが、最初だと言われている。
葉は折ったり、切れ目を入れると香りがよく出る。肉や魚の臭みを取り、独特の個性を出す時にを使う。他の食材の風味を殺すことなくうまく引き立ててくれるが、苦味が残りすぎたり、他のスパイスの香りを消したりする場合もあるので、煮込み時間が長くなるときは途中で取らなければならない。
効用として、芳香性健胃薬、リューマチ、関節痛、疥癬(かいせん)に有効と言われている。
【八角茴香(はっかくういきょう)】 別名:スターアニス  原産地:中国、科名:モクレン属シキミ科(常緑樹)
東洋のスパイスで、豚肉や川魚の臭みを消したりロースト臭を取るのに役立つので、ラーメンをはじめ中華料理には欠かせない。杏仁豆腐のシロップの香りづけにも使われる。アニスというスパイス(セリ科)とは別のもの。香りが強いので1、2かけで充分。中国では豚の角煮(豚バラ肉を八角茴香やしょうゆなどと一緒に長時間煮込む)で使用される。個人的には好きになれない香りである。
八角茴香が、ヨーロッパにもたらされたのは16世紀末のこと。もともとヨーロッパでは、八角茴香によく似た香りのアニスというセリ科のスパイスが広く好まれ、菓子やリキュールの色づけに利用されていた。それで八角茴香がもたらされた時に、赤褐色の袋果が八角や六角状に並び、中に茶色の扁平形の種子が一つずつ入っている形状から、星形のアニス=スターアニスと名付けられた。
【五香粉(ウーシャンフェン)】
その名の通り5種類(シナモン、陳皮、丁字、山椒、茴香)の粉末を混ぜた香辛料、下味や仕上げ、香り付けなどに使われる。
【海老】 
タンパク質が豊富で、ミネラル分も豊富。低カロリーでもある。特筆すべき栄養素は遊離アミノ酸の一種である「タウリン」が豊富で、血中コレステロールを抑制する働きがある。さらにタウリンには疲労や視力回復の効果があるらしい。また、えびの殻にはキチン質という成分が含まれ、大腸ガン原因の一つといわれるウェルシュ菌の増殖を抑えるといわれています。最近オーブンで焼いた海老でダシをとるお店がある。
【まぐろ】 
まぐろラーメンなるものがある。まぐろの頭を丸ごと使ったスープに、とんこつから取ったスープをブレンドして作られているのが一般。

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